ZOOM F2-BTとショットガンマイク ZSG-1 の組み合わせが便利!【機材レビュー】

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32bit float対応のピンマイクレコーダーZOOM F2-BTを導入!

動画撮影の際、話者の声を便利にダイレクトに録りたいと思い、ZOOM F2-BTを購入しました。
ピンマイク+ポケットサイズのレコーダーはたくさんありますし、「ピンマイク+スマホ」でも録音はできます。ですが、話者の声の大きさって、実際やってみるとなかなか読めません。小声だったり大声だったり、シーンによって全然違います。

つまり、ゲイン設定が難しい
そして音が割れたら、どんなに映像が良くても台無しです。

この点で、32bit float対応のZOOM F2は非常に安心。
撮影中にレコーダー側のゲインを気にせず済むので、収録時のストレスが大幅に減ります。精神衛生的にもとてもいいです。

付属のラベリアマイク(LMF-2)は無指向性で、人の声を自然に高音質で収音できます。
ウィンドスクリーンも3個付属していますが、スポンジタイプなので、屋外で使う場合は別途ファータイプを購入するのもおすすめです。


ZOOM F2とF2-BTの違い

基本仕様は同じですが、Bluetooth対応の有無が大きな違いです。

  • F2-BTスマホアプリ「F2 Control」(iOS / Android)でワイヤレス操作が可能
    録音のスタート/ストップ、バッテリー残量の確認、出力ボリューム調整、ローカットフィルタのオン/オフなどが行えます。
  • Timecode Systems社のUltraSync BLUEとペアリングすれば、タイムコードを録音ファイルに書き込むことも可能です。

利便性を考えると、断然 F2-BT のほうがおすすめです。


ZOOM ZSG-1とは?

ZOOM ZSG-1は、オンカメラ用のモノラルショットガンマイクです。
わずか40gの超軽量設計(持ってみると、本当に軽い…!!)で、プラグインパワー対応。ほとんどのカメラやレコーダーへの直挿しが可能です。

付属のショックマウントは「ZOOM M3 MicTrak」と共通と思われます。こちらは、カメラのホットシューや三脚に取り付けられます。

そして最大の特徴は、1万円以下という低価格ながらも自然でクセの少ない音。
コスパの良さは抜群です!


F2-BT × ZSG-1 の組み合わせが最高に便利!

ZOOM F2-BTはプラグインパワー方式のマイクを接続可能。
つまり、ZSG-1を直接接続できるんです!

これにより、小型ながらも高音質なオンカメラレコーダーとして活躍します。ZSG-1をカメラにマウントして使えば、話者が複数いたり、ピンマイクをお渡しできる状況じゃないインタビュー撮影の音声収録等にも最適。

さらに、ZSG-1付属のショックマウントをミニ三脚などに取り付ければ、話者や楽器の近くに目立たず設置して録音することも可能です。

ZSG-1は音のクセが少ないので、楽器演奏収録のサブマイクとしても意外と使えると思っています。完全なプロの楽器演奏収録の現場で使うことはないと思いますが、悪くはない音!という印象です。


使い方まとめ

用途構成特徴
ピンマイク収録ZOOM F2-BT単体音割れ・ゲイン調整の心配なしで安定収録
インタビュー撮影F2-BT+ZSG-1(カメラマウント)カメラ映像と自然な距離感で収音
ちょっとした楽器・環境音収録F2-BT+ZSG-1(ミニ三脚設置)小型でサブマイクに最適

ZOOM M3 MicTrakとの比較

機種チャンネル特徴
ZOOM F2-BTモノラル32bit float対応。ピンマイク/ZSG-1の組み合わせが便利。
ZOOM M3 MicTrakステレオMS方式対応。デュアルMONO/90°/120°収録可。後からステレオ幅を調整できる。

ZOOM M3 MicTrakはステレオショットガンマイク内臓のレコーダー。録音後にステレオイメージを調整できる点が強みです。


一方で、F2-BTはモノラル専用。ステレオマイクを接続してもステレオ録音はできません。

したがって、

  • F2-BTは「ピンマイクや単一音源収録」に強く、
  • M3は「空間感を活かしたステレオ収録」に強い、
    というすみ分けになります。

「後からステレオ幅を調整できる。」こちらは、結構使い道があります。
とりあえず、話者等、特定の音源を狙っておいて、録音後に聞きやすさやライブ感、音の拡がりなどの兼ね合いでどのくらいのステレオ感を出すか変更できるのはかなり便利


まとめ:全部持っておくと最強!

最終的な結論としては、「Zoom M3」と「ZOOM F2-BT+ZSG-1」、どちらも持っておくと便利! です。

用途や撮影環境によってベストな組み合わせが変わります。
どちらも電池駆動・32bit float対応なので、ケーブルレスでの同時収録にも向いています。

長時間録音すれば、レコーダーごとにクロックズレが起きるような可能性もあると思いますし、リアルタイムでのモニタリングを放棄するこのやり方は、プロの音響屋さんはなかなか用いない方法かと思いますが、映像撮影+高クオリティの音収録を一人、もしくは少人数で行いたいときには便利です!


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