2010年10月10日、イベント「シンセサイザーフェスタ2010」にセミナー講師として出演しました!
セミナープログラムのひとつとして、「iPhoneアプリの魅力と制作技法」というタイトルでのセミナーでした。
会場まで足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました。
今回は、アプリをつくるうえでの基本的なことや、ちょこちょことTIPSなどもお話をしました。
技術的なことを公開することは、今後もあまりないと思うので、貴重な(?)イベントだったのかもしれません。
資料のプレゼンには、基本的にKeynoteを使っていたのですが、それも全部手描きなので、つくるのに結構時間がかかっていたりします。
ひとつだけ、セミナー内で質問があった、iPhoneシミュレータから出している音を、Ableton Liveを使ってエフェクトをかける方法について、書いておきます。(口で説明しただけじゃ分かりにくかったかもしれませんので。)
まず、Soundflowerというソフトをインストール!
http://veadardiary.blog29.fc2.com/blog-entry-1038.html
(Macの手描き説明書さんへのリンク)
Mac自体から出ている音を、サウンド入力として取得できるようになります。
システム環境設定>サウンド>出力 で、Soundflower(2ch)に設定。
その後、iPhoneシミュレータを起動!
Ableton Liveの方で、入力をSoundflowerに設定。
※こちらも出力もSoundflowerにしてしまうと、音が無限ループする可能性があるので、ご注意ください。
これで無事に、iPhoneシミュレータの音がAbleton Liveへ送られます。
テンポに同期したディレイなんかをかけたら、いい感じ!
自作のアプリしかiPhoneシミュレータには組み込めないので、なかなか状況は限定されてますが、iPhoneの画面とAbleton LiveなどのDAWソフトの画面を同時に見せてパフォーマンスをしたいときには、便利なテクニックです。ぜひご活用ください!
イベント概要
イベント名:シンセサイザーフェスタ2010
日時:2010年10月9日~10日
会場:西新宿芸能花伝舎・創造スペース
主催:日本シンセサイザー・プログラマー協会(JSPA)
総合プロデュース:大浜和史
共催:社団法人音楽電子事業協会(AMEI)
後援:社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)、新宿区
協賛:社団法人私的録音補償金管理協会(sarah)
助成:実演家著作隣接権センター(CPRA)
協力:日本作編曲家協会(JCAA)、株式会社ドワンゴ、淀橋町会
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