国分寺の秋の名物イベント「ぶんぶんウォーク」。
2025年の開催から新たにスタートした企画 「ぶんぶんミッションラリー」 のシステム制作を、スタジオリズムシが担当しました!
地域のお店やイベントを巡りながら楽しめる、新しいデジタルスタンプラリーの仕組みです。
この記事では、そのねらいや仕組み、システムの特徴をご紹介します。
ぶんぶんミッションラリーとは?
「ぶんぶんミッションラリー」は、スマートフォンのブラウザだけで参加できるデジタルスタンプラリー。アプリのインストールは不要です。
ぶんぶんウォークには、これまで「ぶんぶんクイズラリー」という人気企画がありました。
拠点(イベントに参加しているお店や施設)に掲げられたフラッグの穴埋めクイズを見て、文字をメモしていくというものです。

気軽に参加しやすく、子どもから大人まで大人気の企画なのですが、飲食店などの施設に滞在しなくても、クイズさえ解けばクリアできてしまうために、参加者とお店、イベント主催者の交流が生まれにくいという課題もありました。
そこで誕生したのが 新企画「ぶんぶんミッションラリー」 です。
「特定の条件を達成するとスタンプが付与される」仕組みにすることで、この課題を解決しました。
ミッションは4種類!達成で賞品も
「ぶんぶんミッションラリー」には、4つのミッションが設定されています。
- カフェミッション
- こくベジ食べるミッション
- ターミナルミッション
- 体験・ワークショップミッション
それぞれ8〜20ほどの対象拠点があり、各ミッションで3スタンプ集めると1ミッション達成!というシステムです。

そして、
- ミッションを2つ達成
- 全ミッション達成(=合計12スタンプ)
したときにそれぞれ賞品がもらえます。
特徴的なのは、「通りかかっただけでは達成できない」点。
たとえば、
- カフェミッション → カフェで注文(お店によっては、テイクアウトや物販でもOK)
- こくベジミッション →国分寺産畜産物の購入や注文
- 体験・ワークショップミッション → ワークショップ等に参加
など、お店・企画者とのコミュニケーションが必ず発生するような条件にしました。
体験・ワークショップミッションの条件には、
「イベントスタッフと会話する」「店内の楽器を演奏する」など、交流を重視したものもあります。
そのぶん、外部参加者には少しハードルが高いかもしれませんが、地域との“濃い接点”をつくることこそ、この企画の大きな目的です。
システムの特徴:ローコスト・運用しやすい・不正しづらい
アプリのダウンロード、ログインが不要な設計
今回は、とにかく「地域イベントで気軽に運用できる」ことを目指し、アプリを新規にダウンロードすることなく、ブラウザでそのまま使えるシステムにしました。
登録、ログインといった操作も必要なく、すぐに始められるようになっています。
スタンプ付与は NFC タッチ
スタンプはスマートフォンを NFC タグ にタッチすると付与されます。
「QRコード読み取り方式」も実装可能ですが、
QRコード自体を撮影し、共有することによる不正が起きやすいため、今回はNFCタグ方式を採用しました。

NFCタグには、
- 不正コピーされにくい
- タグをどこかに隠すことで宝探しのような方式も可能
- 体験として面白い
といったメリットがあります。
管理画面で集計もできる
運営者向けにはオンラインの集計システムを用意し、
- どの拠点でどれくらいスタンプが付与されたか
- 完走(全ミッション達成)した人数
- 賞品交換数
などを後から確認できるようにしています。
地域イベントの「参加の実態」を正確に把握できるのもポイントです。
いろんなイベントに応用できます!
今回構築したシステムは、汎用性が高い構造にしています。
- 地域のデジタルスタンプラリー
- 公園での宝探しゲーム
- 商店街の回遊促進イベント
- 小規模イベントでの来場者参加企画
など、多目的に使えます。
QRコード運用にも柔軟に切り替え可能なので、「まずは簡易的に使ってみたい」という場合にもフィットします。
興味がある方は、お気軽にお問い合わせください!
使用技術
- React + Vite
制作:スタジオリズムシ
スタジオリズムシとは?
成瀬つばさが主宰するアート制作チームです。
アートやデジタルの力で、地域・教育・福祉をもっと楽しく元気に!
企画の段階からアイデアを一緒に考えることも可能です。
「こんなことできるかな?」という段階でも、お気軽にご相談ください。
